レーザー保護具
製品の特長
網膜のダメージによる視力低下や眼への悪影響を防ぐ事ができる個人向けのレーザー保護めがねや、レーザー使用環境自体を保護するレーザーカーテン等を展開しています。
レーザーは人工的に作られた特殊な光で、自然光とは全く性質が異なります。ほとんど広がることなくまっすぐに進む指向性と単色性のため、パワーが集中し、高密度になります。なかには一瞬で金属も溶かしてしまうほどのパワーになることもあります。そのため、レーザー作業従事者がこれらの特徴を知りながらも予防対策を怠ると、災害が発生するリスクが高くなります。特に、眼に対する影響は低出力でも大きく、波長によっては水晶体の集光作用により、網膜が予想以上のダメージを受けたり、視力が低下するなど、永続的な機能障害が残ることも大きな問題となっています。
レーザー保護具選択のポイント
選択のポイント
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レーザーの種類(波長・出力)ごとに、適合したレーザー保護めがねを選択します。 ※一般の遮光めがねでは、レーザー光から目の保護はできません。 |
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対象作業
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レーザーによる溶接、切断、加工等レーザー光線の放射される場所における作業、又はその周辺で行われる作業 |
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用途
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レーザー加工(切断、溶接、マーキング、接合等)、レーザー計測、レーザー治療等 |
レーザー保護具の製品タイプ
さまざまな分野で、レーザーの利用は広がり、進歩を遂げています。
あらゆる分野のレーザー従事者の安全性と作業性の向上を図るために、完全吸収タイプ・整備用タイプ・多波長兼用タイプの3タイプを用意しています。作業用途に応じてお選びください。
完全吸収タイプ
完全吸収タイプ |
光学濃度を高く設定。 |
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ハイパワーレーザー光対応タイプ |
光学濃度と損傷しきい値(※)を高く設定。 ※万一レーザー光が照射された場合、どの程度のパワーによって損傷を受けるかという値。 |
強化ガラスタイプ(完全吸収タイプ) |
視認性に優れた強化ガラス製フィルタ。 |
整備用タイプ(レーザー光一部透過タイプ)
1/10000減衰整備用 |
整備用(光学濃度4) |
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1/100減衰整備用 |
整備用(光学濃度1~2) |
多波長兼用タイプ
多波長兼用タイプ |
一つのレンズで 複数のレーザー光に対応。 |
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